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zoom RSS 昔の農具展から・・田車

<<   作成日時 : 2012/09/28 09:38   >>

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 中学生の頃、父親に「農作業でいちばん大変な仕事は何か」?と聞いたことがありました。そのときは「大変なのは田の畔(くろ)つけだ、その次が田の草取りだなあ」といっていました。

 田起こしの後、田んぼの周りのあぜ道に、田んぼの泥をのせ、塗りつけ新しい畦を作る作業を、畔付けと言っていました。思い泥を持ち上げてそれを田んぼの周りほとんどに、畔付けをするのです。大変な重労働だったのです。今では畦シートを貼って畔付けを省略したり、畔付けをする重機がありますから作業は機械にたよってやっていることが多いのです。

 次に大変なのは田の草取り、田んぼは除草しなければ雑草だらけになってしまいます。それで、まだ稲が小さい頃から一番草、二番草三番草と言って3回は除草をしなければなりませんでした。

 暑い中を背中を丸めて稲の株と株の間の泥をひっくり返して雑草を泥の下にしてしまうのです。手にする道具は「ガンズメ」と言ってカニの爪のような物を両手に握って、稲をまたいで二列除草していくのです。このとき、稲も生長していますので、稲の葉の先がちょうど顔に当たる時期があるのです。そのときに気をつけなければならないのは、葉の先端が目に入って角膜に傷がついてしまうことがあるのです。

 稲の葉は細かなギザギザがついていて、ちょうどのこぎりのようなのです。それで角膜を傷つけてしまうと治りが悪く、炎症を起こしたりすることも多かったのです。

 明治の頃に画期的な草取りの機械が作られました。それは田車と言い、稲の株の間にちょうど入る大きさの鉄車を押して泥を反転させ、雑草を泥の中に埋め込んでしまうのです。それまで、中腰でつらい作業だった草取りから立ったまま車を押していく作業になったので、ずいぶん楽になり、能率もあがったことでしょう。

 この田車を除染に使えないかと研究、試行錯誤を続け、今年、飯舘村で田車で試験的に除染をして田植えをしたところがあります。それが「ふくしま再生の会」の試験田です。この除染の方法は「河北新報」で報道され、NHKテレビでも取り上げられました
 写真は通称「ガンズメ」田の草を取るために手に持って田の泥を反転させる道具です。
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 田車といいます。これを押して除草したのです。
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 今は田んぼの除草はほとんどが除草剤です。田植えの前後、1,2回の散布で、上手に使うとほとんど雑草を根絶やしにできます。便利になりました。しかし飯舘村を始め稲の作付けができない田んぼもたくさんあるのです。草ばかり生い茂った田んぼを見るのは悲しいものです
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